フランス1部パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)がパリ生活に適応できていないことが明らかになった。

 アルゼンチンメディア「オレ」が、メッシのパリでの近況を特集。報道によると、メッシは家を見つけておらず、最低価格の部屋でも一泊約13万円の高級ホテル「ロイヤルモンソー」で生活しており、パリ市内では誰もがその事実を知っているという。そのため〝家〟から出入りするときには、ファンから写真撮影を求められ、それに応じるときが多いとか。

 高級ホテルだけに滞在そのものは快適だが、スペイン1部バルセロナ時代は海辺の閑静な住宅街に住んでいた環境から、大都市の騒々しさを感じる場所へ一変してメッシは落ち着かない日々を過ごしているという。家探しも進めているが、条件に合った物件がなかなか見つからないとのことだ。

 アルゼンチン代表でもチームメートのMFアンヘル・ディマリアは、同メディアに「彼はパリでの生活が初めてのことだし、慣れるのは簡単なことではない。食事をするにしても(パリでは)近くに車やバイクが走っているんだから信じられないよね」とコメント。パリ生活の〝先輩〟として家族ぐるみでアドバイスを送っており、パリ生活のフィットを後押ししている。

 移籍後初先発となった1―1で引き分けた欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ、クラブ・ブリュージュ戦(15日)は不発。実力を100%発揮するためにも、いち早くパリの環境に慣れることも重要となりそうだ。