日本代表MF久保建英(20)が所属するスペイン1部マジョルカがアジアを意識した戦略を打ち出したと同国紙「マルカ」が伝えている。

 同紙によると、マジョルカは「チームのトレーニングセッションは、今日(14日)から土曜日(17日)まで午後2時からです」と練習時間を変更したという。これはビジャレアル戦(19日)が日本と韓国のゴールデンタイムに合わせるため、午後2時にキックオフとなるためだ。

 マジョルカは久保に加えて韓国出身でバレンシア下部組織で育ったMF李康仁(20)を獲得したことで、時差7時間のアジアタイムに対応。マジョルカは日本企業とスポンサー契約を結ぶなど、アジア戦略を進めており、試合開始時間もファンが視聴しやすいように日本と韓国を意識した時間にしている。

 マジョルカは「私たちは長い間クラブとブランド戦略に取り組んできました。明らかにスポーツパートの契約は助けになり、その目的に沿っています」とコメントしたように、クラブのアジア戦略と久保と李を獲得したチームの強化方針が合致。さらなるマジョルカの発展を目指している。

 すでに久保は定位置を確保し、チームを支えている中、加入したばかりの李もデビューを果たし、今後の活躍が期待されている。日韓2人の若手選手がマジョルカの命運を握っているといえそうだ。