フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)でスポーツディレクター(SD)を務めるレオナルド氏(52)が来年夏に同国代表FWキリアン・エムバペ(22)の退団するとの臆測を否定したと、スペイン紙「アス」が報じている。

 エムバペは2022年6月末までとなっている契約についてPSGから延長オファーを受けるも拒否。そこでクラブ側は移籍を容認し、スペイン1部レアル・マドリードが移籍金1億8000万ユーロ(約234億円)でオファーを出した。ただ、PSGはこの提示額に不満を示し、期限となる8月31日までに移籍は成立しなかった。

 すでにエムバペは契約満了となる来年夏にもフリーでRマドリードに加入することが確実視されているが、同紙によると、レオナルド氏は「エムバペがシーズンの終わりに出て行くとは思っていない」とし「私たちは彼がいないことを考えたことはない」と、来夏の退団を否定したという。

 その上で同氏は「(エムバペのために)クラブが目標を変えることはない。誰もが彼なしで(PSGの)未来を見ることはないと思うし、チームを去る可能性について考えていない。エムバペの考えを想像することはできないが、みんな彼のことが好きだし、素晴らしい選手だ」と語った。

 レオナルド氏は具体的な懐柔について語らなかったものの、今後も契約延長に向けてエムバぺと話し合いを続けていく構えのようだ。