ブラジル1部サンパウロを退団した同国代表DFダニエウ・アウベス(38)に獲得オファーが殺到していると英紙「デーリー・メール」が報じている。

 同紙によると、2019年夏にフランス1部パリ・サンジェルマンを退団し、サンパウロに加入。今夏の東京五輪には24歳以上のオーバーエージ枠で参戦し、2大会連続の金メダル獲得に貢献したものの、これまで年俸300万ユーロ(約3億9000万円)の未払いが解消されないことから今季途中ながら退団を決意したという。

 サンパウロで10番を背負い、南米で最高年俸の選手だったアウベスは退団でフリーエージェントとなり、すでに米メジャーリーグサッカー(MLS)や中東各クラブ、また、アルゼンチンの強豪ボカ・ジュニアーズとリバープレートが獲得への興味を示している、また、別の報道によると、アウベス側はスペイン2部クラブに売り込みをかけているという。

 アウベス本人は2022年カタールW杯出場に向けてブラジル代表にとどまりたいため、早く所属クラブを決めたい意向。また、東京五輪期間中にはスペイン1部バルセロナ時代に同僚だった神戸のMFアンドレス・イニエスタが着用する背番号8のユニホームを着た姿をSNSにアップしたときには「ぜひ神戸に来て」との声も出ていた。

 果たして〝優勝請負人〟とも呼ばれるブラジルの名選手はどこに向かのだろうか。