イングランド・プレミアリーグ、アーセナルに加入した日本代表DF冨安健洋(22)が11日、ホームのノリッジ戦に右サイドバックで先発し、プレミアデビューを果たした。後半17分までプレーし、低迷するチームのリーグ戦今季初勝利に貢献した。

 日本代表活動後、チームに合流してわずかな1日のトレーニングしか確保できなかったが、積極性を発揮。前半終了間際には惜しいボレーシュートも放った。試合後、冨安は自身のインスタグラムで「自分にとっては特別な日になった。エミレーツ・スタジアムの素晴らしいアーセナル・サポーターの前でプレーできて幸せだったし、大きな声援をありがとうございます。これからもっと上を目指して頑張ります」と英語で投稿した。

 ミケル・アルテタ監督は試合後の会見で冨安について「ピッチでは本当に集中していたし、自分の役割をよく理解していた」と評価。交代については「足がつっていた。彼は1日半しか練習していないし、移動もあった。デビュー戦は気持ちも高ぶるし、休ませる必要があった」と説明した。今後はコンディションもさらに上がっていくだけに、さらなる活躍が期待できるデビュー戦となった。