日本代表MF久保建英(20)の所属するスペイン1部マジョルカが、同バレンシアを退団した韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン=20)の入団で合意した。

 マジョルカの地元放送局「Esports IB3」は「李がマジョルカの新しいプレーヤーになるためにパルマ(同クラブの本拠地)に到着した。李はバレンシアからフリーとなって移籍する」と報道。すでに現地に入っており、メディカルチェックを経て正式契約を交わした後、現地時間30日に入団が発表される見込みとなった。

 スペインのラジオ局「カデナセール」によると、マジョルカは李と4年契約を結ぶ予定だ。

 韓国の至宝と呼ばれる李のマジョルカ移籍に、韓国でも早くも大きな注目を集めている。韓国メディア「インターフットボール」は「マジョルカは過去にMF奇誠庸(キ・ソンヨン=FCソウル)を迎え入れており、韓国ファンにはおなじみの球団だ」と過去に韓国のレジェンドも所属して李には最適な新天地と指摘。さらに「現在は李とよく比較されている日本の有望株のMF久保建英(20)がプレーしている」と日韓至宝の〝合体〟に大きな期待を寄せるなどフィーバーが沸き起こっている。

 2人はポジションが重なるだけに、久保にとっては強力なライバルの加入となりそうだ。