イングランド・プレミアリーグは24日、9月の国際マッチデーで英政府が決めた26のレッドリスト国に渡航する選手の代表招集を拒否すると発表した。英「BBC」など各メディアが報じている。

 同メディアによると、現在、英国政府の新型コロナウイルスに関する規制では、英国に戻る際に10日間の隔離期間が必要なため、プレーヤーはいくつかの試合に出られなくなるとし「レッドリスト国に渡航する予定の19クラブから60人近くのプレーヤーに適用される」という。

 レッドリストには南米各国やアフリカ諸国、メキシコなどの国が含まれているが、特にW杯予選を戦う南米勢は同リーグに多くの代表選手が所属しており、影響が出るのは避けられない。日本代表は敵地で戦う第2戦中国戦をカタールで行う予定だが、リバプールに所属するMF南野拓実(26)の招集は可能とみられている。

 同リーグの最高経営責任者であるリチャード・マスターズ氏は「クラブは、常に自分たちの国を代表したいという選手の願望を支えてきた」とし「クラブは当然のことながら、これらの新しい状況下でプレーヤーを解放することは完全に不合理であるという結論に達しました」と説明した。

 また、イングランドサッカー協会(FA)は英政府と解決策について継続協議しているものの、いまだに検疫免除は認められていないという。