スペイン1部レアル・マドリードがフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属する同国代表FWキリアン・エムバペ(22)の獲得に向けて移籍金1億6000万ユーロ(約204億8000万円)のオファーを出したと米メディア「ESPN」など各メディアが報じている。

 PSGは今季で契約が満了となるエムバペに対し、5年+1年オプションで契約延長を求めていたが、これを拒否されると、クラブ側は今シーズン後、フリーでの流出を避けるため、今夏に売却する準備に入った。かねて本命視されるRマドリードとともにイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドもエムバペの獲得に興味を示している。

 そんな中、同メディアは「レアル・マドリードはエムバペと契約するため、1億6000万ユーロのオファーを出したと複数の情報筋がESPNに語った」とし「情報筋は交渉が困難になることを認めているが、31日に移籍期間が終了する前に、パリSGが契約に同意するよう説得したいと考えている」という。

 さらに「フランスの情報筋はRマドリードがエムバぺと契約を完了するチャンスを得るために移籍金2億ユーロ(約256億円)に引き上げる必要があるとESPNに示唆している」と指摘。さらに移籍金が高騰する可能性もあるという。夏の移籍市場も残り1週間となり、今後の動向が注目されそうだ。