フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)がエースの同国代表FWキリアン・エムバペ(22)との契約延長交渉を打ち切り、今夏に電撃放出する可能性が急浮上してきた。

 今季限りで契約が切れるエムバペを巡ってはPSGが残留交渉を行う一方で、来夏にフリーで移籍する選択肢が有力視されている。

 そうした中でフランスのテレビ局「RMC」は「ナセルアル・ケライフィ会長は、来年6月に切れる契約を更新するために5年プラスオプションという最後のオファーを送ったが、選手側はすでに拒否したとみられる」と残留交渉が決裂したと指摘。

 そして「亀裂は決定的になり、PSGは今、フランスのサッカー選手を売るための交渉に入った。この夏に移籍金を得ることをいとわないだろう。今年販売できずシーズンが終わればエムバペは無料になってしまう」と残りわずかとなった今夏の移籍市場でエムバペを急転放出する準備を開始したと報じた。

 同局によると、イングランド・プレミアリーグの複数クラブから正式オファーが届いている模様。ただ、これまで新天地として本命視されてきたスペイン1部レアル・マドリードからはまだオファーが来ていないという。

 注目されてきた大物ストライカーの去就問題が一気に動き出してきた。