スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧(26)が公式戦デビューから7戦6発と快進撃を見せている中、ライバルクラブのサポーターから人種差別被害を受けた。英メディア「スカイスポーツ」によると、レンジャーズの一部サポーターが、バスの中で古橋に対して人種差別的な内容の歌を歌い、アジア人を侮辱する〝つり目ポーズ〟を行っていたという。

 その様子を収めた動画がSNS上で拡散しており、レンジャーズ側も問題視。クラブ広報は「レンジャーズはあらゆる形態の人種差別を非難する。そのような行動をする者は、われわれのクラブを支えるサポーターを代表する者ではない。現在、関係者を特定する調査を行っている」とコメントした。警察も動き、人物の特定が進められているという。

 セルティックも公式ツイッターを通じて「古橋亨梧に向けられた不快で哀れな人種差別的行動は絶対的な非難に値する」と批判。続けて「残念なことに、近年多くのセルティック選手が同様の人種差別的な虐待に苦しんでいる。すべての人に開かれたクラブとして、われわれはあらゆる形態の人種差別に立ち向かい、亨梧を全面的に支援する」と表明した。

 その上で「すべての関係者が協力して、あらゆる偏見や差別に立ち向かわないといけない」と再発防止を訴えた。