サッカー中国代表が9月からスタートする2022年カタールW杯アジア最終予選に向けて万全の態勢で臨むと中国メディア「上海モーニングポスト」が伝えている。

 今大会に向けて中国サッカー協会はスペイン1部エスパニョールに所属する武磊(ウー・レイ=29)を含めた31人の選手が招集。また、コーチングスタッフに加えて広報担当、渉外担当、用具・設備担当など、計24人のスタッフが加わっており、その他の関係者を含めて中国選手団は総勢75人にも及ぶ。18日から上海で合宿を開始し、26日にチャーター機でカタール・ドーハに入るという。

 中国では新型コロナウイルスの影響で外国人の入国が厳しく規制されているため、W杯味最終予選のホームゲームの開催を断念し、すべて中立地で開催する予定。初戦(2日)で対戦するオーストラリアも国内でホームゲームを行わないと発表しており、開催地をドーハにするようにアジアサッカー連盟(AEC)に要請中。また中国がホームとなる第2戦(7日)では森保ジャパンとドーハで対戦する。

 中国はドーハを拠点にW杯アジア最終予選を戦う予定で、10月7日にホームとなるベトナム戦も同地で戦う。同12日にはアウェーでサウジアラビアと激突するため、約2か月間、ドーハに滞在する方針。海外クラブ所属する武磊を除けば全員が国内組とあって異例の長期間合宿が実現したといえる。

 2002年日韓W杯以来、20年ぶりの本大会出場を勝ち取るため異例の態勢で準備を進めており、日本にとっても驚異となりそうだ。