ドイツ2部シャルケは19日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーからの期限付きで日本代表DF板倉滉(24)を獲得したと発表した。期間は2022年6月末までで買い取りオプション付き。欧州メディアによると、買い取り金額は、シャルケが1部に復帰した場合、400万ユーロ(約5億1000万円)に設定されているという。

 板倉はクラブを通じて「シャルケの選手になれたことをとてもうれしく思います。このクラブは、特に内田篤人選手が在籍していたので、日本では非常に有名であり、当時の内田選手と同じようにファンを感動させることができれば素晴らしいと思います」とコメント。スポーツディレクターのルーベン・シュレーダー氏は「板倉滉の進歩を長い間しっかりとフォローしてきた。彼の能力が私たちの助けになると確信している」と期待を寄せた。

 ドイツの名門クラブとして知られるシャルケだが、昨季は1部最下位で30年ぶりに2部降格。今夏は大幅に選手が入れ替わった中、センターバックやボランチを主戦場する板倉が1年での1部復帰へどんなプレーを見せてくれるのだろうか。