スペイン1部バレンシアの韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン=20)に同1部グラナダ移籍が浮上していると、同国メディア「FICHAJES FUTBOL」が報じている。

 スペイン1部マジョルカMF久保建英(20)と同世代のため、常にライバルとして比較されてきた李は、今季限りでバレンシアとの契約が満了。すでに契約延長しない方針を固めており、今夏の移籍が取り沙汰されていた。ここまで具体的なオファーは届いていなかったが、グラナダが興味を示しているという。

 同メディアによると、グラナダでスポーツディレクターを務めているペップ・ボアダ氏は「李康仁をはじめ、私たちが興味を持って見ている若い選手たちの全員に才能があるだろう。私たちが望んでいるのは、競争することができるすべての選手で、すべてはオープンです」とし、李への関心を明かしたという。

 バレンシアは李の移籍金として1000万ユーロ(約12億8000万円)を要求するとみられており、残り2週間となった移籍市場で、クラブ間交渉の行方が注目されそうだ。

 その一方で、バレンシアはイングランド・プレミアリーグのウルバーハンプトンに所属するFWラファ・ミル(24)の獲得を計画しており、李を含めた複数選手とのトレードを検討しているとも伝えている。