スペイン1部バルセロナが宙に浮いているエースナンバー「10番」をユース選手が背負う可能性があると同国紙「スポルト」が報じている。

 同紙によると、フランス1部パリ・サンジェルマンに移籍したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)が付けていた背番号について「バルセロナの『10』は誰にも授与されない。クラブは誰にもその番号を着用させないと決定した。番号を継承するのは(MFフィリペ)コウチーニョとの憶測が飛び交っているが、その選択肢は一度も検討されていない」という。

 スペインリーグの規則では特定の番号を空けることが許可されていないが「今季は少なくとも絶対に必要でない場合、その限りではない。バルセロナはメッシがいない最初のシーズンで誰かが10番を付けることを望んでいない」とした上で「(リーグが空き番を許可せず)番号が必要な場合はプロでの記録を持っていない選手に渡す可能性がある」と報道した。

 具体的にはトップチームに登録が可能なユースに所属する選手に10番を与える方針という。同紙は「その番号を身に着けているのはコウチーニョではない。チームを育てる地元の選手の一人になる」と伝えている。