天才ストライカーの獲得にも影響は――。スペイン1部レアル・マドリードのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)がイングランド・プレミアリーグのアーセナル移籍が決定的となった。18日までにクラブ間で合意したと報じられており、移籍金は5000万ユーロ(約64億円)とみられる。

 そんな中、Rマドリードが獲得を狙うドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーングブラウト・ハーランド獲得への影響が懸念されている。欧州ビッグクラブが熱視線を注ぐハーランドは、ウーデゴールと代表のチームメートで親交が深いだけにRマドリードはかねて獲得の切り札と考えていた。

 そのウーデゴールの移籍で欧州屈指のストライカー争奪戦に支障が出かねないが、スペインメディア「デフェンサセントラル」は「ウーデゴールは移籍するものの、レアル・マドリードはハーランドが(加入を)拒否する決定的な要因になるとは考えていない。ウーデゴールの存在が契約の助けになると信じているが、障害になると思っていない」と報じた。

 同メディアによると、ハーランドはウーデゴールとの共闘を望んでいたものの、最優先はRマドリードでプレーすることであり、友人の存在だけで加入をやめたりしないとクラブは考えているという。恐らく来夏に欧州ビッグクラブが大争奪戦を繰り広げるが、スペインの巨人は獲得に自信満々のようだ。