ギリシャ1部PAOKに所属する元日本代表10番のMF香川真司(32)が、米メジャーリーグサッカー(MSL)のポートランド・ティンバーズに移籍する可能性が出てきたと、ギリシャメディア「Sport―fm」が報じた。

 PAOKで2シーズン目を迎えている香川は欧州カンファレンスリーグ(ECL)予選3回戦第2戦(12日)、ボヘミアンズ(アイルランド)戦でベンチ入りも出番なし。チームは2―0、2戦合計3―2でプレーオフ進出を決めたものの、今季もスタメン定着は実現していない。

 そんな中、同メディアは「PAOKの香川真司はギリシャを離れてアメリカに移住する準備ができている。具体的には、大西洋の反対側でポートランド・ティンバーズが日本のスターを獲得するために移動する準備をしている」と報道。入団時期に言及していないものの、4月に開幕したMLSは現在リーグ戦が開催中とあってシーズン途中の加入とみられる。

 さらに同メディアによると「現時点で彼のデータと、昨季から香川が提供してきたパフォーマンスに基づいて、チームにとって問題にはならないようだ」と、PAOKは移籍を容認する構えという。2018年ロシアW杯で活躍して以降、思うようなプレーができていないが、米国で再スタートするのだろうか。