イングランド・プレミアリーグのチェルシーはイタリア1部インテルに所属するベルギー代表FWロメル・ルカク(28)の獲得に3度目のオファーを提示すると、英紙「サン」など各メディアが報じている。

 チェルシーはルカクを獲得するため、インテルに対し、移籍金として130億円+選手を正式オファー。これを固辞されると、2回目は9400万ポンド(約142億9000万円)を提示。さらに3度目の〝入札〟として1億ポンド(約152億円)+選手で合意を得たい考えという。

 同紙によると、今夏の移籍が噂されていたルカクは昨季終了後、インテル残留を表明したものの、昨季の欧州チャンピオンズリーグ王者となったチェルシーの〝札束〟攻勢を受けて、2014年まで契約していた古巣クラブへの復帰に前向きになっているとし、クラブ間交渉の行方を見守っているという。

 チェルシーのトーマス・トゥヘル監督はルカクについて「チームでプレーしない選手については話しません。彼は素晴らしい選手ですが、インテルの選手です。敬意を表して、彼については話しません」とコメントしたが、資金難のインテルだけに巨額オファーで合意は間近に迫っていると言えそうだ。