スペイン1部レアル・マドリードに所属するU―24日本代表MF久保建英(20)に同1部レアル・ソシエダードへのレンタル移籍が浮上したと、同国メディア「MANAGING・MADRIDO」が報じている。

 久保は昨季は同1部ビリャレアル、同ヘタフェでプレーしたものの、十分な出場機会を得られずにベンチで過ごす時間が多かった。Rマドリードは久保に経験を積ませるため、今季もレンタルに出す方針で、ここまでに同1部ベティスやグラナダ、マジョルカ、エスパニョールが獲得への興味を示している。

 そんな中、新たに久保争奪戦へ参戦したのはRソシエダートだ。同メディアによると、今季の欧州リーグ(EL)に出場する同クラブは、2019―20年シーズンにRマドリードからレンタルで加入し、大活躍したノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)のようなパフォーマンスを久保に期待しているという。

 また、同メディアは所属するベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイ(26)が今夏に退団する可能性あること、元スペイン代表のスター選手、MFダビド・シルバ(35)が負傷した場合などに備える必要があると指摘し「久保はチームにとって多目的な戦力になる」とも伝えている。

 最終的な去就判断は東京五輪後になるとみられており、大活躍すれば欧州ビッグクラブからのオファーも期待できる。久保は今シーズンにどこでプレーすることになるのか。