スペイン1部バルセロナのフランス代表FWアントワヌ・グリーズマン(30)の争奪戦にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーが本格参戦し、ジョゼップ・グアルディオラ監督(50)が電話で勧誘したとフランスメディア「FOOTMERCATO」が伝えている。

 人種差別発言で批判にさらされているグリーズマンについて、所属のバルセロナは退団を容認すると各メディアで報じられている。すでにフランス1部パリ・サンジェルマンやドイツ1部バイエルン・ミュンヘン、イタリア1部ユベントスの名前が浮上する中、イングランド・プレミアリーグのチェルシー移籍が有力視されていた。

 ところが、同メディアによると、イングランド代表FWハリー・ケイン(27)の獲得に向けて正式オファーを出していたマンチェスターCがグリーズマン取りに動き出すという。

「最近、マンチェスターCが参戦してきた。ペップ・グアルディオラはフランス人ストライカーに電話し、長い間、話し合いをした」とし「グリーズマンは新しい攻撃的な要素を探しているマンチェスターCの解決策になある可能性がある。優先順位はハリー・ケインと言われているが、トッテナムが主張する移籍金は高すぎる。グリーズマンが代替案になる可能性がある」と指摘した。

 ケインの移籍金は1億5000万ポンド(約229億5000万円)とされているが、グリーズマンは差別発言によるイメージが悪化で移籍金1億ユーロ(約130億円)と評価額も急落中。新型コロナウイルス禍で資金難のマンCは、格安で新エース候補を手に入れたい構えだ。