スペイン1部バルセロナのフランス代表MFアントワヌ・グリーズマン(30)と同FWウスマヌ・デンベレ(24)が、2019年夏のプレシーズンツアーで来日した際に、宿舎ホテルで日本人スタッフの容姿や言語を嘲笑している動画が流出して大騒動となっている。

 ともに自身のSNS上で釈明と謝罪を行ったが、国際サッカー連盟(FIFA)による処分を求める声が高まるなど波紋は広がるばかり。そんな中、馬主としての顔も持つグリーズマンは、ナツカシ(牝3)という所有馬を競馬の世界最高峰レース・凱旋門賞(10月3日、フランス・パリ)に登録していたことが明らかになった。

 同馬は4月にシャンティイ競馬場で行われた未勝利戦(芝2400メートル)で8馬身差のデビュー戦勝利を飾ると、2戦目のセーヌ賞(芝2200メートル)で1番人気で2着。仏オークスは17着に敗れ、戦績は3戦1勝となっている。凱旋門賞には日本からクロノジェネシス(牝5)ら6頭が登録を済ませており、ナツカシが日本馬の偉業を阻む可能性も否定できない。

 グリーズマンは大手ゲームメーカーのコナミからアンバサダー契約解除を発表されたが、今回の件はフランスでの馬主生活に影響は出ないのだろうか。