アジアから総スカンだ。スペイン1部バルセロナのフランス代表MFアントワヌ・グリーズマン(30)と、同FWウスマン・デンベレ(24)による日本人差別騒動に、中国でも怒りの声だ。

 2019年、バルセロナのプレシーズンツアーで2人が来日した際、日本人スタッフに対して容姿や言語を侮辱する発言を吐いている動画が拡散。英「デイリー・メール」などで報じられ、「人種差別だ」と大問題になっている。

 中国でも報じられると、怒りの声が沸騰だ。「網易」は「デンベレが、アジア人スタッフの顔があまりに醜いと言った疑い」と報道。「新浪体育」や「捜狐体育」も「デンベレとグリーズマンがアジア人をあざ笑った」と報道した。日本人に対してと特定はしていないが、アジア人に対する侮蔑とあって、中国ネット上は批判の嵐。「2人とも頭がおかしい」「愚かすぎる」「(デンベレは)黒人に対する差別に抗議しながら人種差別を行うのか」「2人を追い出せ」「一生ゲームしてろ」と厳しい言葉が並んだ。

 すでに、ツイッター上では「#StopAsianHate(アジア人差別はやめろ)」のタグとともに、2人の愚行が拡散しており、全アジア人を敵に回したも同然になっている。

 人種差別に対し、厳しい措置を取っている国際サッカー連盟(FIFA)はどのような対応を見せるのか。