サッカーの欧州選手権第15日(27日=日本時間28日)決勝トーナメント1回戦で、前回覇者でエースFWクリスチアーノ・ロナウド(36=ユベントス)擁するポルトガルが、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位のベルギーに0―1で敗戦。連覇の夢は途絶えた。

 前半25分、C・ロナウドはFKを放つが、相手GKに阻まれる。試合が動いたのは42分。ベルギーMFトルガン・アザール(28=ドルトムント)に、ペナルティーエリア外からシュートを決められ先制を許す。後半、ポルトガルは猛攻を仕掛けるが、得点には至らず試合終了。C・ロナウドは悔しさから、キャプテンマークをピッチに叩きつけた。

 ポルトガルのフェルナンド・サントス監督(66)は「非常に悲しい。数人の選手は泣いている。ベルギーのシュートは6本で1点を決めた。我々は29本(公式では24本)を打って、2本はポスト。でも負けは負け。話す言葉が見つからない。決勝に進出し、勝つと信じていた」とショックを隠さなかった。

 また、チェコがオランダを下し、2大会ぶりのベスト8進出を決めた。