今季イングランド・プレミアリーグのアーセナルにレンタルで加入していたノルウェー代表の〝神童〟MFマルティン・ウーデゴール(22)が契約元となるスペイン1部レアル・マドリードに復帰すると明言した。

 スペイン紙「マルカ」はウーデゴールが「私はレアル・マドリードの選手であり、もうすぐ、そこに戻らなければならないという状況です。レアル・マドリードは私に戻してほしいと思っています。トレーニングが始まると、そこに行かなければなりません」と地元のテレビ局の取材に語ったと報じた。

 今季は開幕に向けてRマドリード所属となったものの、ジネディーヌ・ジダン監督(49)の信頼を得られず、出番はあまりなく、1月にアーセナルにレンタル移籍。来季に向けても完全移籍や他クラブへの入団がささやかれていた。〝神童〟は「私の夢はRマドリードでプレーすることだ。クラブに6年以上在籍しており、それが常に私の目標だった」とも明かしている。

 来季ウーデゴールがRマドリードへの復帰を明言したことでU―24日本代表MF久保建英(20)は厳しい状況に追い込まれた。もともと来季も他クラブへレンタルに出される予定と報じられているが、同じ攻撃的MF選手の出戻りが決まり、久保がチームに入る隙間はほぼなくなったといえそうだ。