イングランド・プレミアリーグ王者マンチェスター・シティーが同代表FWハリー・ケイン(27)の獲得に向けて、同リーグのトットナムに移籍金1億ポンド(約153億円)のオファーを提示したと英紙「デーリー・スター」など各メディアが報じた。

 ケインは今季リーグで33試合22得点をマークしたストライカーで欧州選手権を戦っているイングランドのエース。かねて今夏の移籍を決断していると伝えられているが、マンチェスターCは退団したアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(33)に代わるFWとしてケインの獲得に乗り出している。

 すでにケインを巡っては同リーグのチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドも獲得への興味を示している中、マンチェスターCが正式オファーを提示し〝先制攻撃〟を仕掛けた格好だ。

 同紙によると、トットナムはケインとの契約が2024年6月末まで残っていることからマンCからのオファーを拒否する方針。ただ、エースの退団決意は固いとみられており、今後のクラブ間交渉で移籍金を1億5000万ポンド(約229億5000万円)まで引き上げたい意向で「英国史上最大の移籍となる可能性がある」という。

 ケインは今後の去就について欧州選手権終了後にトットナムと話し合う予定と報じられており、今後の動向が注目されそうだ。