欧州選手権第6日(16日=日本時間17日)、1次リーグA組のイタリアはスイスに3―0で快勝し、2連勝で今大会1番手で決勝トーナメント進出を決めた。

 イタリアは序盤から優位に試合を進め、前半26分にMFマヌエル・ロカテッリ(23)のゴールで先制に成功した。後半5分にもロカテッリが追加点を決めて、リードを広げると、44分にはFWチロ・インモービレ(31)が左足でダメ押し弾をマークした。守ってはGKジャンルイジ・ドンナルンマ(22)が好セーブを披露した。

 イタリアは18年9月にポルトガルに敗れて以降、29戦無敗(24勝5分け)とし、同国代表記録を更新中。さらに直近10試合連続無失点とした。ロベルト・マンチーニ監督(56)は「本当にうまくいった。簡単ではなかった。5日間で2試合目だったし、とても暑かった」と振り返り、53年ぶりの欧州制覇に自信をのぞかせた。

 A組のもう一試合はウェールズがトルコに2―0で勝利した。FWガレス・ベイル(31)はPKを外したものの、2アシストをマークし、今大会初白星。決勝トーナメント進出に前進した。ベイルは「PKのミスは残念だったが、2つのアシストでカバーした」とコメントした。

 B組のロシアは前半47分にMFアレクセイ・ミランチュク(25)のゴールでフィンランドに1―0で勝ち、今大会初勝利を挙げた。