スペイン1部バルセロナと残留交渉を進めるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が、同胞の後輩ストライカーの補強をクラブに猛プッシュだ。

 去就が注目されたメッシはバルセロナとの契約延長交渉が進んでおり、開催中の南米選手権後にも正式発表される見込みとなっている。

 そうした中でメッシはクラブ側とチームの強化プランについても並行して議論しているようで、今夏の獲得候補としてドイツ1部シュツットガルトのアルゼンチン代表FWニコラス・ゴンザレス(23)を推しているという。

 スペイン誌「ドンバロン」は「メッシはサプライズのストライカーをバルサのラポルタ会長に勧めている。それがゴンザレスだ。まだ多くの人に知られているわけではないが、メッシは彼と一緒にプレーして感銘を受けて、バルサに彼を推薦した」と報道。ゴンザレスは開催中の南米選手権でアルゼンチン代表に選出されており、14日に行われたチリ戦でも先発出場。メッシと好連係を見せている。

 今季はシュツットガルトで日本代表MF遠藤航(28)とも息の合ったプレーを見せて6ゴールと成長を遂げている。今後の伸びしろを含めてメッシはゴンザレスの能力にほれ込んでおり、バルセロナでのコンビ結成を望んでいるようだ。

 ゴンザレスにはすでに他クラブも関心を寄せており、イングランド・プレミアリーグのトットナムやイタリア1部ローマが移籍金1800万ユーロ(約23億4000万円)でオファーしたとみられる。ただ同誌によるとシュツットガルト側は最低でも2500万ユーロ(約32億5000万円)を求めており、バルセロナ側は用意する準備を整えている。

 メッシが認めたストライカーの動向に注目が集まる。