イングランドプロサッカー選手協会(PFA)が5日に発表したベストイレブンを巡って、思わぬ大騒動がぼっ発した。

 PFAはイングランド・プレミアリーグにおける今季のベストイレブンを発表し、トットナムの韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン=28)が初めて選出された。だが、本来ならば孫にとって朗報となるはずだったが、まさかの事態が発生した。

 韓国紙「毎日安全新聞」は「PFAが意図的なのか間違いなのか分からないが、ツイッターでメンバーを発表時に孫を除いた10人の名だけが記載された。孫の名前がどこにも見られなかったのだ」と報道。他の韓国メディアも一斉にこの件を報じた。

 同紙は「人種差別疑惑まで出てくる。孫は4月のマンチェスター・ユナイテッド戦後に、一部のユナイテッドファンから人種差別投稿の被害を受けた」と指摘。今季は孫に対するSNS上の差別的投稿が話題になったばかりだけに「PFAも孫の名前を外すことでアジア選手の活躍に不快感を示したものではないか」とPFAによる孫への差別だと糾弾したのだ。

 韓国でPFAを批判する世論が高まりそうだ。