イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表MF南野拓実(26)が同クラブに完全移籍する可能性が高まってきたと英メディア「This is Anfield」が伝えている。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールで出番を失い、今年1月にレンタルで加入した南野について、サウサンプトン完全移籍での獲得に乗り出している。すでにリバプールに獲得を打診したものの、拒否されたと各メディアで報じられたが、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督(53)は「(交渉は)夏まで続くはずだ」と話していた。

 そんな中、同メディアは「(リバプール監督の)ユルゲン・クロップが南野拓実のサウサンプトンへのレンタル移籍の際に、長期プロジェクトと説明したにもかかわらず、リバプールは売却に関する交渉にオープンであると主張している」とし、クラブ側は今オフの南野の放出に前向きと伝えた。

 リバプール側は南野とはまだ来季に向けた話し合いをしておらず、日本代表の活動を終えた後に、会談する予定としているが「わずか725万ポンド(約11億2000万円)の南野が2024年まで契約していることを考えると、クラブは18番(南野)でかなりの利益を挙げることが期待できる」と指摘した。

 同メディアでは南野の意向は伝えられていないが、果たしてサウサンプトンへの完全移籍が実現するのか。今後の動向が気になるところだ。