J1横浜Mのアンジェ・ポステコグルー監督(55)がスコットランド・プレミアリーグのセルティック監督に就任することが濃厚になったと、地元メディア「64 HAIL HAIL」が報じている。

 ポステコグルー監督はオーストラリア代表監督時代の2014年にブラジルW杯に出場し、15年にはアジアカップを制覇。横浜Mでも19年にリーグ制覇を果たすなど、超攻撃的なサッカースタイルの指揮官にセルティック側はチームにフィットすると目を付けており、最有力候補に浮上しているという。

 同メディアはポステコグルー監督の就任を確実とした上で「ポステコグルーの任命により、セルティックはオーストラリアと日本から人材を調達できるようになる」と伝え、Jリーグからも選手を獲得する動きが出ているという。それが日本代表MF古橋亨梧(26=神戸)とU―24日本代表MF三笘薫(24=川崎)、同DF町田浩樹(23=鹿島)の3人という。

 古橋については「左足のテクニシャン。素晴らしいファーストタッチと激しいシュート」、町田は「まだ年齢は若いが、すでに日本のトップティアで評価を確立している」とした。三笘にかんしては「絶対的なエンターテイナーであり、24歳で彼のキャリアの最高の年を迎えようとしている」と紹介している。

 同メディアは「セルティック史上最高のアジア選手はMF中村俊輔(42=横浜FC)であるには言うまでもない」とし、05~09年まで在籍したMFの名前を挙げた上で「ドイツリーグのクラブがアジア、特に日本での選手調達で成功したことを考えると、うまくいけばセルティックがさらに開拓できる市場だ」と伝えている。

 すでにポステコグルー監督も新しい挑戦に前向きと地元メディで報じられているが、日本はシーズンの最中で横浜Mとの契約期間も残っている。果たしてセルティック監督に就任し、三笘ら日本人を獲得するのか。今後の動向が大注目だ。