やはり古巣復帰が濃厚なのか。スペイン1部レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザール(30)の放出が加速すると、英紙「サン」が報じている。

 同紙によると、Rマドリードは2019年にアザールを獲得した際に、イングランド・プレミアリーグのチェルシーに移籍金として1億4000万ポンド(約217億円)を支払ったが、今オフの売却なら、損失覚悟で8500万ポンド(約131億7000万円)で商談に応じるという。

 アザールはRマドリードに加入後、負傷を多発し、期待されたパフォーマンスを発揮できず〝不良債権〟化しており、かねて古巣チェルシー復帰の可能性が報じられてきた。そんな中、Rマドリードでアザールを信頼してきたジネディーヌ・ジダン監督(48)が退任したことで「サポートを失った」として、クラブ内でも資金を得るため放出論が高まっていると伝えている。

 今季の欧州チャンピオンズリーグを制覇したチェルシーも大型補強を検討してきたものの、ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)やマンチェスター・シティーを退団したアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(32)の獲得に〝失敗〟しており、アザールの復帰も選択肢に入るようだ。

 同紙は「アザールはチェルシー復帰を熱望しているようだ」とも伝えており、ジダン監督の退任で移籍が加速するかもしれない。