イングランド・プレミアリーグのトットナムに所属するウェールズ代表FWガレス・ベイル(31)が今夏の欧州選手権後に現役引退すると、スペイン紙「ABC」が伝えている。

 今季ベイルはスペイン1部レアル・マドリードからレンタル移籍でトットナムに加入。負傷のためリーグ20試合出場ながらも11得点をマークし、来季の去就が注目されているが、同紙によると「ベイルはホワイトクラブ(Rマドリード)との契約終了とサッカーから引退を交渉することを考えている」という。

 ベイルは移籍金8600万ポンド(約130億円)でRマドリード入りも、世界トップクラブのメンバーとして各方面から受けるプレッシャーに苦悩し、これまで本領を発揮できていない。クラブ側は〝不良債権〟として何度もベイルの放出を試みているものの、これまでお互いの思惑は一致せず、レンタル移籍を繰り返している。

 同紙は、2022年夏まで契約が残るベイルが来季に受け取る年俸1500万ユーロ(約19億9000万円)の半分をRマドリードに返上した上での契約解除を希望していると報道。今夏にウェールズ代表として臨む欧州選手権を最後にサッカーからも離れる方針とし「家族と話し合う予定」としている。

 さらに同紙は「彼の望みは、ゴルフをすることに専念し、プロとして競争すること」と指摘し、現役引退後はかねて噂されているプロゴルファーに転身する可能性も高まっている。