英国のロンドン警視庁は、イングランド・プレミアリーグのトットナムに所属する韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン=28)に対してSNSで人種差別投稿を行ったとして計12人が逮捕された。

 英紙「サン」によると、1―3で敗れた4月のマンチェスター・ユナイテッド戦後、孫はSNS上で人種差別の標的にとなった。両クラブとリーグ側もこの行為を強く批判し、警察が捜査に乗り出した。その後、英国各地に在住している20~32歳の男性8人を逮捕。さらに63歳の男を含むも4人が逮捕された。この12人の男は、SNSに人種的憎悪をあおるような言葉を投稿していた。

 いずれも取り調べ後に釈放されてたが、きついお灸をすえられたという。同メディアは、スポーツにおける反人種差別団体のCEOであるトニー・バーネット氏の「このような逮捕者が出たことは喜ばしい。ネット上でこのような悪用は許されず、罪を犯した者は現実に罰せられるという強力なメッセージとなった」とのコメントも伝えた。たかがSNSでの投稿だと思っていたら、それは大きな間違いということだ。