韓国2部忠南牙山のMF道渕諒平(26)は、やはりクラブを去ることになった。

 道渕は昨年10月に知人女性の暴行でJ1仙台を解雇された後、2月に忠南牙山へ加入。しかし同チームが市民クラブであることから、約50の地元市民団体が犯罪歴のある道渕のプレーを「公益性に反する」として即時解雇を要求して抗議活動が続いた。そこで牙山市は先月下旬に試合に出場させないまま6月までの退団させると約束したが、クラブ側には徹底されず、公式戦に出場。一時ストップした抗議活動が再開していた。

 そんな中、韓国メディア「OSEN」は、同国サッカー関係者の「忠南牙山で活躍している諒平(韓国での登録名)は、最終的にチームを去る予定だ」とのコメントとともに退団を伝えた。本人は現役続行を希望しているため、新天地を探さなければならないが、前出の関係者は過去が過去だけに「新しいチームを探しているが、入団が容易ではないだろう」と厳しい見通しを語った。

 自身の愚行により、サッカー人生が大きく狂った道渕。今さら後悔しても遅いが、過去がバレても受け入れてくれるクラブはあるのだろうか。アフリカ、南米、東南・中央アジア、中東など場所にこだわらず世界規模で探す必要がありそうだ。