スペイン2部への降格が決まったエイバルの元日本代表MF乾貴士(32)が今季限りで退団する可能性が高いと、同国紙「マルカ」が報じている。

 エイバルは6勝12分け19敗の勝ち点30で最下位で、今季最終節を前に降格が決まっている。同紙によると、今季でエイバルと契約満了となる選手が5人、イングランド・プレミアリーグのニューカッスルから加入した元日本代表FW武藤嘉紀(28)をはじめとするレンタル組が6人と、来季に向けてすでにチームの約半数のプレーヤーがいなくなる公算という。

 さらに来季以降も契約がある11人のうち、4人は「降格の場合、契約を免除できる条項を持っている」とし、2022年6月末まで契約が残っている乾も、この条項に当てはまる選手として退団が濃厚という。同紙は、乾について「2部での年俸は適切はない。過去2年のパフォーマンスもインパクトがなかったため、エイバルは退団もいとなわない」とも伝えている。

 武藤は契約元のニューカッスルに戻る見通しだが、フリーエージェントになる乾はどこに向かうのだろうか。