イングランド・プレミアリーグのチェルシーがまたもターゲットを変更したようだ。英紙「サン」によると、今オフにドイツ1部ドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョ(21)の獲得に乗り出すため、8000万ポンド(約123億2000万円)の資金を準備するという。

 同紙によると、サンチョについては、同リーグのマンチェスター・ユナイテッドが優位と伝えられてきたが、同クラブがトットナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケイン(27)の獲得に乗り出すことになり、その間隙を突き、資金力のあるチェルシーが先に正式オファーを出す構えという。

 チェルシーはかねてドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)に照準を合わせていたが、ドイツ残留が濃厚になると、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーを退団するアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(32)もリストアップ。ただ、噂通りにスペイン1部バルセロナ入りが確実となり、次にイタリア1部インテイルのベルギー代表FWロメル・ルカク(28)やケインにも興味を示していた。

 もちろん、いずれの選手もまだ獲得の可能性は残されているものの、手を広げすぎている印象は拭えない。果たしてチェルシーは新たな獲得候補に定めたサンチョの争奪戦を制することができるだろうか。