イタリア1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)が今季最終戦後に退団とフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)入りを表明する可能性が出てきた。

 ロナウドを巡ってはチーム再建の方針から退団が濃厚となっている中、スペイン誌「ドンバロン」は「ロナウドは、セリエAの最終節である23日のボローニャ戦が終わった後に、トリノを離れることを発表する予定だ。注目は、彼の移籍先がパリであることを明らかにするかどうかだ」と報じた。

 同誌は退団こそ確実だがPSG入りは未定としたうえでこう指摘する。「ロナウドとリーグアンの巨人の関心の背景には様々な要素がある。彼は実力が確かなストライカーであることに加え、世界のSNS上で最もファッショナブルなアスリートである。契約更新を拒み続けているFWキリアン・エムバペ(22)にとってロナウドはアイドルであるため、更新したいという誘惑を生み出す」。

 また、最近契約延長を発表したブラジル代表FWネイマール(29)が「ブラジル人選手は最近、ポルトガル人選手と一緒にプレーしたいと言った。PSGのボスであるナセルアル・ケライフィは様々な可能性を開く。そして、この一連の動きについてパリで何かを明らかにすることは間違いない」とPSGがロナウドの獲得に手ごたえを得ている現状を報じた。

 今季終了が間近に迫り、大物獲得を目論むPSGの動きが活発化しており、スーパースターがどのような決断を下すのか目が離せなくなってきた。