カタール1部アルサドのシャビ監督(41)のスペイン1部バルセロナ帰還が先送りとなった。アルサドが12日に同監督との契約を2年延長(2023年6月30日まで)したと発表した。

 アジアチャンピオンズリーグの1次リーグ敗退などを受けて、今季限りで退団するとの臆測が広まっていたが、一転して契約更新。シャビ監督は「アルサド退団は単なる噂だ。ここの選手たちやこのクラブと一緒に仕事ができることをとてもうれしく思っている」と語った。

 今季途中からバルセロナのロナルド・クーマン監督の続投が微妙になっていることから、今オフにもかねて待望論のあった指揮官就任もささやかれていたが、当面はなくなったことになる。ただスペイン紙「スポルト」によると、バルセロナからのオファーがあり、本人が受け入れる場合は契約を解除できる条項が含まれているという。

 バルセロナの新指揮官を巡っては、リバプールのユルゲン・クロップ監督やフランス1部モナコの元監督のティエリ・アンリ氏ら複数の候補が報じられている。