今夏の欧州の移籍市場で大物ストライカーたちの間で〝移籍ドミノ〟が起こりそうだ。

 スペイン紙「マルカ」は「FWセルヒオ・アグエロ(32)のマンチェスター・シティー退団をきっかけに、欧州全体でドミノ効果が起きる可能性がある」と指摘。ビッグクラブの間でストライカーの玉突き移籍が次々と出てくると予想した。

 同紙の見立てはこうだ。まずマンチェスターCからの退団を表明しているアグエロは、スペイン1部バルセロナに加入。マンチェスターCは得点源の確保のために、ドイツ1部ドルトムントのFWエーリングブラウト・ハーランド(20)の獲得に全力を注ぎ争奪戦を制する。

 ハーランドがマンチェスターCに加わると、ライバルのマンチェスター・ユナイテッドは代替候補としてFWハリー・ケイン(27=トットナム)の獲得に乗り出す。

 イタリア1部ユベントスからの退団が決定的なFWクリスチアーノ・ロナウド(36)はマンチェスターU復帰の選択肢がなくなり、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍を選ぶ。

 スターストライカーを得たPSGは、契約延長交渉が難航しているFWキリアン・エムバペ(22)の引き留めを諦め、相思相愛のレアル・マドリードへ移籍するというわけだ。

 同紙の指摘通り〝大シャッフル〟が現実のものとなるのか。いずれも大物だけに動向に注目が集まる。