スペイン1部ヘタフェに期限付き移籍中の日本代表MF久保建英(19)に、保有元のレアル・マドリード復帰へ向けて〝追い風〟が吹いてきた。スペイン紙「アス」が、RマドリードのFWビニシウス(20)のスペイン国籍取得が前進したため来季のEU圏外枠に空きが出る見込みとなったことを報じた。

「現在マドリードではビニシウス、DFエデル・ミリトン、FWロドリゴの3人がEU圏外枠を使用している。ビニシウスはスペインのパスポート取得に必要な筆記試験をパスし、この後に口頭での試験を終えれば取得が認められる」と報じた。

 ビニシウスのスペイン国籍が確実な状況となったことは、Rマドリード復帰を目指す久保にとって大きな追い風となる。EU圏外枠が空けば復帰へのハードルがなくなるからだ。同紙も空いたEU圏外枠に「FWヘイニエル(19=ドルトムントに期限付き移籍中)か久保が復帰する可能性がある」と指摘している。

 とはいえ、ヘタフェである程度の結果を残さなければ復帰話が俎上に載せられることもない。今季の残り少ない試合でまずは待望のリーグ戦ゴールを目指したいところだ。