スペイン1部レアル・マドリードが今オフにストライカー1人、攻撃MF1人、センターバックを1、2人補強する方針を固めたと同国紙「ABC」が伝えている。

 同紙によると、Rマドリードは噂されるフランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペ(22)とドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)の2人をターゲットにしているが「優先目標はエムバペになる。現在、パリの選手はRマドリードの選手になりたいので、PSGで(契約を)更新しない」と伝えている。

 Rマドリードでは昨年から続く、新型コロナウイルスの影響で収入が激減している事情もあって来季の強化費も削減されており、莫大な移籍金が発生するストライカーの〝ダブル獲り〟は難しいのが現状。このため、メインターゲットを絞り込むことで確実に戦力アップを実現したい構えだ。

 一方、攻撃的MFはアントニオ・ブランコ(20)をトップチームに昇格。センターバックに関しては、退団がささやかれているスペイン代表DFセルヒオラモス(35)とフランス代表DFラファエル・バラン(28)、スペイン代表DFナチョ・フェルナンデス(31)らの動向によって「1人か2人か」の獲得を検討している。

 すでにドイツ1部バイエルン・ミュンヘンを今季限り退団するオーストリア代表DFダビド・アラバ(28)の加入が決定的とみられ、さらに状況に応じて、スペイン1部セビリアのDFジュール・クンデ(21)、同1部ビリャレアルのDFパウ・トーレス(24)の獲得を視野に入れているという。