スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)が、今季の残り試合で屈辱の扱いを受けそうだ。

 ヘタフェでベンチ要員となっている久保だが、スペイン紙「マルカ」は「(ビリャレアルの)エメリ監督と同じようにボルダラス監督も久保を扱う。彼の前にはリザーブチームの選手がいる」と指摘。「下部組織から上がってきたMFホセテ・ミランダ(22)がトップチームの競争に入ってきた。レアル・マドリードとの試合では、ヘタフェにとって久保より優先する攻撃の解決策だった」と今後は生え抜きの有望株であるミランダを将来を見据えて重用する方針だ。

 ミランダはヘタフェのBチームから今季初めてトップチームに昇格。まだ3試合で合計33分のみの出場だが、チームは今季限りで退団する久保よりも有望株の育成に舵を切った。

 経験も実績もない選手に取って代わられるのはまさに屈辱的。前所属のビリャレアルと同様の冷遇で今季は出場機会が限られることになりそうだ。「日本人の今季は、レアル・マドリードが成長ペースを上げ続けると予想したほど実りが多くなかったことを証明している」と保有元の名門からの評価も急落していると同紙は指摘する。

 飛躍が期待された今季をリーグ戦で無得点のまま終えてしまうのか。