争奪戦が繰り広げられるフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペ(22)をめぐり、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーが移籍先に急浮上してきた。

 フランス紙「レキップ」は、獲得を熱望するマンチェスターCのジョゼップ・グアルディオラ監督(50)とエムバペ側が極秘会談を行ったと報道。現在はPSGに残留するか、移籍する場合はスペイン1部レアル・マドリードが本命視される状況に揺るぎはないが、マンチェスターC側が仕掛けた〝電撃交渉〟で争奪戦が新たな局面を迎えたと指摘している。

 スペインの移籍専門メディア「ミオトラリーガ」も「今夏マドリードによるエムバペとのサインは(財政事情から)容易ではないだろうということはすでに知られている。PSGはまだいかなる価格でも売りたくないという姿勢を崩さない。しかし、エムバペとの契約を結ぼうとする〝第3のチーム〟の出現によって、交渉が複雑になっている」と争奪戦の風向きが変わる可能性を予測。「グアルディオラによる干渉がどう影響するのか」と名将の〝直接出馬〟でエムバペが翻意する展開もあり得るとした。

 大物ストライカーの獲得レースは予断を許さない状況になってきた。