ドイツ1部ライプチヒの韓国代表FW黄喜燦(ファン・ヒチャン、25)が、イングランド・プレミアリーグのエバートンの獲得候補に挙がっている。

 黄は今季ライプチヒで思うように出場機会を得られず、選手とクラブ双方ともに今夏の移籍市場で退団する方針を固めている。そうした中でスペインの移籍専門メディア「トードフィチャージェス」は「エバートンのカルロ・アンチェロッティ監督(61)が前線の強化を望んでおり、取り扱われる名前はたくさんあるが最新の候補者リストに黄が加わった」と報じた。

 同メディアは黄に白羽の矢が立った理由について「イタリア人監督は黄をとても好んでいる。また契約を結ぶのにお金が問題にならない。黄は2024年6月までの契約を結んいるが、ドイツクラブは1200万ユーロ(約15億6000万円)という控えめな金額で彼を放出するつもりだ」と指摘。名将がオーストリア1部ザルツブルク時代に見せていた黄のパフォーマンスを高く評価していることに加え、ライプチヒが比較的リーズナブルな移籍金を設定していることから獲得に際してリスクが少ないとエバートン側が判断した模様だ。

 黄は韓国代表でエースFW孫興民(ソン・フンミン=28、トットナム)とコンビを組んでいる。孫と同様にイングランドで才能が開花するか注目が集まる。