セルビア1部パルチザンの日本代表FW浅野拓磨(26)が2日、自身のブログを更新し、同クラブとの選手契約を解除したと明かした。

 2019年8月に保有元であるイングランド・プレミアリーグのアーセナルから移籍金90万ポンド(約1億3900万円)でパルチザンに完全移籍すると、今季はリーグ戦で18得点。欧州主要1部リーグの日本人最多得点記録を更新するなど大車輪の活躍を見せていたが、クラブ側は経営難の影響から浅野ら3選手を移籍させる方針を固めていた。

 そんな中、浅野は「この度パルチザン・ベオグラードとの選手契約を解除しました。この決断をするにあたり、凄く悩みましたが、クラブによる度重なる給与の未払い、またそれに対する不誠実な対応により、クラブからのリスペクトを感じられなくなってしまった事がこの決断の理由です」と報告した。

 その上で「パルチザンは自分にサッカー選手としてのチャンスを与えてくれたクラブであり、とても大切なクラブです。ベオグラードで出逢った全ての人に感謝しています」などと謝辞を述べた。

 かねて「欧州5大リーグに復帰したい」と口にしていた浅野。果たして次はどこのクラブのユニホームに袖を通すのだろうか。