スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)は〝因縁の監督〟を相手にリベンジなるか。

 ヘタフェは2日にビリャレアル戦に臨むが、スペインメディアから久保に注目が集まっている。同国紙「アス」は久保を先発予想メンバーには入れずベンチスタートとする一方で、ある指摘を入れた。

「1月までサブマリン(ビリャレアルの愛称)のプレーヤーだった久保は、マジョルカやビリャレアルの主力ではなかったし、ヘタフェでもその地位に近づくことはできなかった」と思うように出場機会を得られていない現状を分析。そのうえで「(ウナイ)エメリ監督を目の前で見ることは、彼のヤル気を引き出すのに役立つ」と前所属の指揮官との対決がモチベーションを上げるキッカケになると報じた。

 久保とエメリ監督の間には〝因縁〟がある。昨夏に指揮官が熱望してビリャレアルへ入団したにもかかわらず、いざ加入すると冷遇の日々。出場機会を得られない窮状に耐えられず、1月に異例となるシーズン中の再レンタル移籍を決断した。

 しかもエメリ監督は久保が在籍中に「ピッチ外のスターだ」と久保にとっては屈辱の苦言を呈した因縁がある。そのため現地メディアでは、久保がエメリ監督の前で活躍して実力を証明しようとビリャレアル戦で闘志をむき出しにするとみられているのだ。

 自身を冷遇した指揮官へのリベンジを果たせるか。久保には大暴れを期待したいところだ。