イングランド・プレミアリーグのトットナムに所属する韓国代表FW孫興民(28)が2年の契約延長で最終合意に迫っていると、英紙「エクスプレス」が伝えた。

「アジア最高のストライカー」と呼ばれる孫は今季リーグ戦で15得点を挙げてランキング4位と最高のシーズンを過ごしている。すでにドイツ1部バイエルン・ミュンヘンなどが獲得への興味を示し、トットナムのエースで移籍を検討しているイングランド代表FWハリー・ケイン(27)とともに今オフの去就が注目されていた。

 同紙は「孫興民はトットナムに滞在するための新しい契約に合意するところだ。韓国のフォワードは、2023年に終了する現契約の2年間延長について交渉の最終段階にある。この28歳のストライカーは、9月からテーブルに載っている新しい契約の条件に最終的に合意する準備ができている」と伝えている。

 トットナムは新型コロナウイルスの影響で深刻な財政難にある中、現在リーグ7位で来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権の獲得も厳しい状況にあり、孫を今オフに放出する可能性が報じられていた。ただ、ケインの去就が微妙になっていることもあり、貴重な戦力となる孫との契約延長を急いだ格好だ。

 オーバーエージ枠で今夏の東京五輪出場も期待される孫だが、イングランドでさらなる活躍を見せてくれそうだ。