セルビア1部パルチザンの日本代表FW浅野拓磨(26)が今夏の移籍先選定へ長期戦も視野に入れている。

 すでにクラブは経営難の影響から浅野ら3選手を移籍させる方針を固めており、欧州内でステップアップできるかが注目の的だ。2019年8月に保有元のアーセナルから移籍金90万ポンド(約1億3900万円)でパルチザンに完全移籍し、2年目の今季はすでにリーグ18点をマークし、欧州主要1部リーグの日本人最多得点記録を更新した。

 結果を出したことで、スペインやかつてプレーしたドイツのクラブから興味を示されているが、正式オファーに至っていない。ただセルビアメディア「テレグラフ」によると、現段階ではトルコ、サウジアラビア、中国のクラブから正式オファーが届いているという。クラブ間でやりとりも行われているが、すぐに結論を出せる状況ではない。

 そもそも本人がセルビアにやって来たのは欧州5大リーグに復帰するため。納得できるクラブが見つかるまで移籍先決定を急ぐつもりはない。