イングランド・プレミアリーグのリバプールが、今オフの“トップターゲット”をイタリア1部インテルのベルギー代表FWロメル・ルカク(27)に定めたとスペインメディア「FICHAJES・NET」が報じた。

 リバプールはドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)らの獲得にも動いていたが、同メディアは「ユルゲン・クロップ監督(53)は(ロベルト)フィルミノ(29)と(サディオ)マネ(29)のパフォーマンスに満足していないことを考慮し、リバプールの取締役会に連絡し、センターフォワードの獲得について話し合った」とし、そのターゲットをルカクに絞り込んだという。

 昨季のイングランド王者リバプールも現在6位で来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内となる4位以内も微妙な状況にある。来季に向けて攻撃力アップが最大の課題だ。「クロップ監督がベルギーのストライカーの獲得を望んでいるのは、彼がキャリアの中で最高の瞬間にある。背が高く大きいこと」と伝えている。

 また、これまでエバートンやマンチェスター・ユナイテッドなど、イングランド・プレミアリーグでも十分な実績があることも加味。同リーグ適正が不透明で動向が読めないハーランドをあきらめて、ルカクに乗り換えた格好だ。2024年までインテルとの契約があるものの、深刻な経営難とあって移籍交渉に応じる可能性は高いという。同メディアは「双方にメリットがある」と伝えた。