ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンが〝史上最高額〟で若き名将を迎え入れることになりそうだ。

 ドイツ紙「ビルト」によると、バイエルンMは次期監督としてライプチヒのユリアン・ナーゲルスマン監督(33)に候補を一本化。相手クラブに正式にオファーを出した。

 それに対してライプチヒ側も応じる構えだが、2023年夏までの契約が残っているため違約金を要求。その額が3000万ユーロ(約39億円)で正式交渉に乗り出すことになった。選手とは違って監督が契約期間内に他のクラブに移る場合は必ずしも違約金が前提条件となるわけではないが、これまでに欧州ではアンドレ・ビラスボアス監督(43)が2011年夏にポルトガル1部ポルトからイングランド・プレミアリーグのチェルシーの監督に就任する際に、1500万ユーロ(約19億5000万円)の〝移籍金〟が発生し、これが監督を巡る違約金としては最高額となっている。今回はその倍額という仰天の値が付けられたわけだ。

 ナーゲルスマン監督は初めて率いたホッフェンハイムを欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場させると、ライプチヒでは昨季のCLで史上最年少の4強監督に躍進するなど若手ナンバーワンの指揮官。バイエルンMの他にもビッグクラブが狙っており、破格の移籍金が設定されたようだ。

 若き名将を高く評価するバイエルンMは金に糸目は付けない模様で〝サッカー界史上最高額監督〟の誕生に期待が高まる。