ベンゲル氏 欧州SLめぐるイングランド勢の動きを疑問視「参加は自らの首を絞めるようなもの」

2021年04月25日 20時52分

欧州スーパーリーグについて語ったベンゲル氏(ロイター)

 元イングランド・プレミアリーグ、アーセナル監督でJリーグの名古屋も指揮したアーセン・ベンゲル氏(71)が、イングランドプレミア勢6クラブによる欧州スーパーリーグ(ESL)の参加表明(すでに撤退)に疑問を抱いている。

 現在、国際サッカー連盟(FIFA)の国際部門の責任者などを務める同氏は、英紙「テレグラフ」に「驚いたのはイングランド勢の動きだった。かねて欧州各国では(イングランド)プレミアリーグを潰すことが考えられており、それを助長するであろうESL参加は、自らの首を絞めるようなもので合理性に欠ける。イングランドには最強のリーグがあり、ESLは間違いなく(イングランド)プレミアリーグを潰そうとしたのだから」と語った。

 ベンゲル氏の言葉を前提に考えると、すでにESL撤退を表明したものの、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプール、トットナム、チェルシーは既存のリーグから離れることを視野に入れていたとも考えられる。ESLは米投資銀行「JPモルガン」がメインスポンサーとなって実現を進めていた経緯もあり、マンUやリバプールのオーナーが米国人であることも関係しているかもしれない。

 イングランド勢が政府や王室も含めた英国全体の猛反発でESLへかじを切る可能性はなくなったが、ベンゲル氏の話す〝プレミア潰し思想〟がある限り、それを遂行するための何らかの動きがあってもおかしくない。

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